本文へ移動

スタッフブログ

スタッフブログ

見て良し実も良し・・・オリーブ

2021-09-27
 こんにちは、平井です。

 上の写真は今月会社に届いたオリーブの木(シンボルツリーとして植栽予定の子)です。
 オリーブは植え替えに適した時期が春と秋ということもあり、涼しくなってきた最近は園芸店などでもオリーブをよく見かけるようになりました。

 一戸建てを建てる時、シンボルツリーを植えるご家庭が多いと思いますが、オリーブは一年を通して美しい葉を鑑賞できるおしゃれなシンボルツリーとしてたいへん人気があります。
今回は、そんなオリーブの木について、お話ししたいと思います。

 オリーブは、モクセイ科の常緑高木。
 発祥については諸説あるのですが、現在のトルコあたりと言われています。
 オリーブの木は約8000年前には存在したといわれ、長い歴史を持った植物です。
 乾燥に強く、比較的管理も簡単なので、今では世界中の広い地域で栽培されています。
 実が食用油の原料や食用になるオリーブは、古代から重要な油糧作物として人間の生活と密接にかかわっていました。

 旧約聖書『創世記』のノアの方舟の話はご存じの方も多いと思いますが、この話の中にもオリーブが出てきます。
 大洪水の後に鳩がオリーブの葉をくわえて帰ってきたのをみたノアは、洪水が退き世界に平穏が戻ったのだと知ったといいます。

 紀元前16世紀にフェニキア人によってもたらされたオリーブは、降水量が少なく、日差しの強いギリシアの土壌(石灰岩)との相性がぴったりでした。
 紀元前14世紀から12世紀には、ギリシア本土にもオリーブ栽培が定着。
 やがてオリーブ栽培は古代ギリシアの重要な産業となり、その繁栄を支えました。

 そんな長い歴史を持つオリーブですが、その魅力は食用としてだけではありません。
 鑑賞用としても十分に価値があります。
 なんといっても魅力的なのはその葉。
 表は淡く乾いた緑色をしている一方で、裏はシルバーがかっています。
 葉の両面のコントラストがとても美しく、常緑で一年中楽しむことができます。
 オリーブの樹形は大きく2種類。
 直立型と開帳型の2種類があります。
 直立型はまっすぐ上へ伸びるので、すっきりとした印象に仕上がります。
 一方開帳型は枝が横に広がるため、ボリュームが出て力強い印象になります。
 両方とも剪定で好みの印象に仕上げることも可能です。

 最近では写真のようにトピアリー仕立てにしているご家庭も見かけることが多くなりました。

 お庭のイメージと合わせて、樹形を選んでみてはいかがでしょうか?
 お家を建てたときに小さかったオリーブが、成長とともに形を変えていくのを見ることができますよ。
 シンボルツリーをお探しでこの記事が気になった方は、是非ご検討してみてください。

 どんなオリーブを選んだらいいのかよくわからない、という方や、もうすでに植えているオリーブの選定をご検討されている方もお気軽にご相談下さいね。
株式会社高橋造園
本社
〒984-0802
宮城県仙台市若林区
八軒小路5番地
TEL:022-227-0243
FAX:022-266-1193
------------------------------
六郷事務所
〒984-0845
宮城県仙台市若林区
二木笠神37-2
TEL:022-794-9825
FAX:022-794-9826
TOPへ戻る