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スタッフブログ

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明日は3月8日。

2023-03-07



 こんにちは、平井です。

 皆さんは南仏に春を告げる「冬の太陽」と呼ばれる植物を知っていますか?
 フランスのコート=ダジュール地方では、1月中旬になると空と海のブルーを背景に、鮮やかな黄色のポンポンが集まったような花が咲き始めます。


 その花の名は【ミモザ】。


 日本では春を象徴する花といえば桜が有名ですが、フランスではこのミモザが春を象徴する花といえます。

 ミモザはマメ科ネムノキ亜科アカシア属の総称。
 ミモザ(アカシア)は多くの園芸品種がありますが、よくみられるのは銀葉アカシアやフサアカシアです。
 ふわふわと風になびく、黄色く小さいお花が特徴的で、日本では3月~4月に開花の時期を迎えます。
 
 
 



 ミモザは切り花やリース、スワッグ、ドライフラワーとしても活用できる人気の花木です。

 あまり耐寒性は強いほうではないので関東以西の暖地向きとされており、東北地方の庭に植えるのには向かないとされていますが、宮城県内でも地域によっては地植えして越冬できるようです。
 私も仙台市内で何件かミモザを地植えされているお宅を見かけたことがありますし、弊社でも販売した実績があります。

 また、洋風のお庭づくりにぴったりのシンボルツリーでもあります。
 繊細な葉は常緑で一年を通して緑を楽しむことができ、春先になれば黄色い花が満開になります。
 遠目にも非常に美しく、よく目立こと請け合いですよ。

 注意点としては、ミモザは成長が早く、樹高が10m以上になることもありますので、お庭に植えたいという方は定期的な剪定をして暴れないように樹形を整えましょう。



 さて、話をヨーロッパのミモザ事情に戻しますが……フランスのお隣の国イタリアでは、感謝の気持ちを込めて、黄色いミモザの花を男性から女性に贈る習慣があるのをご存じですか?
 母の日にカーネーションを贈る習慣に似ているように思うかもしれませんが、こちらは贈る相手は年齢問わず女性全般が対象です。


 3月8日はミモザの日とされ、イタリアでは、男性が日頃の感謝を込めてお世話になっている女性(母親や奥さん、友人や同僚など)に、ミモザの花を贈るのです。
 ミモザの日とは、毎年3月8日の「国際女性デー」の別名です。


 女性の社会参画を願う日として1975年に国際連合によって定められました。
 国際女性デーに、イタリアで男性から女性に感謝の気持ちを込めてミモザを贈ったことから、3月8日がミモザの日とも呼ばれるようになりました。

 愛と幸福を呼ぶと言われるミモザを贈られた女性たちは、プレゼントされたミモザの花胸や髪に身に着けるだけではなく、仕事や家事や育児などから解放されて、夜遅くまで女友達とディナーやお喋りを楽しむのだそう。
 日本では、まだあまり馴染みがないミモザの日ですが、ハロウィンやイースター、サンクスギビングデーなどに続いて今後日本でも有名なイベント・記念日になるかもしれませんね。
 
 
 
 はっきりと感謝の想いを言葉にして伝えるのが恥ずかしいという男性陣の皆様、明日の3月8日にミモザの花を贈ってみてはいかがでしょうか?

 花を貰うと多くの人が笑顔になります。

 たとえ言葉にできなくても、心を込めて選んだ美しい花がきっとあなたの感謝の気持ちを伝えてくれるはずですよ!
 
 
 
 
 
 



 
 ……あ、ちなみに私は生花をいただくよりも小瓶に入ったハーバリウムなどのほうが好みです。
 念のため。
株式会社高橋造園
本社
〒984-0802
宮城県仙台市若林区
八軒小路5番地
TEL:022-227-0243
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